4年付き合った彼女と別れた。
別れたのは、彼女の浮気が原因。
綺麗な別れでは無かった。
浮気したのに、
「仕事が忙しく相手をしなかったからだ」
と逆ギレしたので、
「ふざけるな淫乱が!2度と顔を見せるな」
と、喧嘩別れで終わった。
別れてから3ヶ月が過ぎた頃に、合コンの誘いを受けた。
相手は女子大生らしく、俺は意気揚々と乗り込んだ。
5対5の合コンで、男連中は前乗りしていたが、まず2人の女子がやってきた。
最初の1人はまあまあ可愛かったが、次の1人に仰天した。
というのも、元カノが現れたからだ。
お互い気まずい空気の中、ブスな女と一緒に来た女にまたまた仰天した。
妹だった。
更に気まずい空気が漂う中、自己紹介が始まった。
元カノが23歳と言った。
心の中で26歳だろって叫んだ。
全くもって楽しくない。
何が楽しくないって、この状況がではなく、白々しく猫撫で声で、男に擦り寄る元カノの姿にドン引きしたからだ。
しかも、妹と元カノがまだ通じてるのが腹が立った。
トイレに立つと、すかさず元カノが近より、
「バラさないでよね」
と言ってきた。
「空気悪くなるから、言わない」
と言ったが、酒が進むにつれ良い感じになりつつある女の子が次々と離れていくのでおかしいと思ってたら、友達がトイレで、
「お前性病なのか」
と聞いてきた。
どうやら元カノが耳打ちしたらしい。
それに俺は頭にきて、
「あの女は淫乱で、酔うと乱交させてくれるぞ」
と男連中に話した。
合コン後半戦は、男連中は他の女そっちのけで元カノに酒を飲ませていた。
俺の隣は、
「本当に性病なの?」
と聞いてきた妹しか座らないし、アホかっての。
俺は本格的に飲みだし泥酔した。
気がついた時には会場にいたのは俺と妹だけだった。
元カノしか相手をしない男連中に白けた女子は途中下車し、男連中は泥酔した元カノを連れ出したらしく、俺を気遣った妹だけが残ったらしい。
仕方無く会計を済ませて店を出たが、終電はないしタクシー代も無いから仕方無くフラフラしながら歩き、妹とラブホに入った。
変な気は更々無かった。
酔ってるしさ、シャワーを浴びてベットに大の字になってしばらく寝た。
次に目が覚めた時には、ソファーに体育座りでメソメソしてる妹の姿が目に入った。
「七海どうしたんだ?」
と声を掛けると、俺の胸で泣き出した。
頭を撫で撫でしながら事情を問うと、
「ごめんなさい」
と謝るばかり。
一旦妹を落ち着かせて話を聞いたが、要約するとこういう話だった。
“小学生の時から俺を兄では無くて男として好きだった”
“だから、自分のイケメンの男友達に元カノを誘惑してもらい、ワザと証拠を残させて俺が気付くよう仕向けた”
“今回の合コンは、元カノから「あんたのせいで別れたんだから、合コンセッティングしろ」と言われた”
「良いよ。浮気は事実だし、結局そんな女とは別れて正解だからさ」
「でも今でも好きなんでしょ?あんなに酔ってるしさ」
「違うよ、酒が弱いだけだよ」
「本当に?」
「本当だよ」
妹は俺に抱きつきながら、”抱いて”と言ってきた。
「待て待て待て、それとこれは、違うだろ。俺達は兄妹だろ」
「でも好きなの。愛してるの」
妹がバスローブをサラッと脱いだ。
「良いのか」
「うん」
情にほだされ、妹とセックスをしてしまった。
俺は妹のバージンを奪ってしまった。
しかし、お互い性格も知り尽くしてるし、体の相性も抜群に合っていた。
それからというもの、妹はほぼ毎日俺の部屋に泊まりに来るようになった。
母親は、
「ごめんね孝之。七海が迷惑かけて」
ってさ。
知らぬが仏だよなぁ。
最近七海は生でしたがる。
それだけは譲らないよう頑張ってる。
今後どうなるのか心配だな。
追伸:元カノはあの後男連中に輪姦され、火がついたのか今は風俗嬢だ。